ココモ法はマーチンゲール法の変形とも呼ばれていて、1回の勝ちでそれまで負け続けていた損失額を全て取り返すことができる必勝法です。
「マーチンゲール」の名が付く必勝法は、カジノ好きの誰もが知る代表的な投資法ですね。
ココモ法は数学的にも証明されている非常に有力な戦略で、ヨーロッパを初めとして知名度の高い必勝法です。
この必勝法の優れているところは、リスクを抑えつつ、損失額回収から利益を出すという一連の流れが行えるところにあります。損失額を回収する目的を持つ必勝法でも次のような違いがあります。
損失額回収 | 利益 | リスク度(5段階評価) | 特徴 | |
マーチンゲール法 | ◎ | × | 3 | ゲームに負けたら賭け金を2倍にした金額を賭けていく。勝つことで損失額を一気に回収できる。 |
グランマーチンゲール法 | ◎ | △ | 4 | ゲームに負けたら賭け金を2倍+α(任意)で賭けていく。勝つことで損失額を一気に回収できる+少額の利益を出すことができる。 |
3倍マーチンゲール法 | ◎ | ◎ | 5 | ゲームに負けたら賭け金を3倍にした金額を賭けていく。勝つことで損失額を一気に回収できる+大きな利益を出すことができる。 |
マーチンゲール法は、負けて膨らんだ損失額の回収だけを目的とした必勝法で、グランマーチンゲール法は損失額の回収に加えて少額の利益を出すことができる必勝法です。3倍マーチンゲール法は回収に加え、リスクを背負うことで大きな利益を出すことができます。
各攻略法のリスク度(5段階評価)を見ると、リスクが少ないほど利益は低く、リスクが大きいほど利益が高くなっていくのがわかります。
今回お伝えするココモ法は、グランマーチンゲール法よりもリスクは少なく利益が出せる、実践向けの必勝法です。
ただし、ココモ法はマーチンゲール法などの必勝法と違い、勝率2分の1(50%)の確率を持つゲームで使用する必勝法ではありません。連敗がしやすく、連敗すればするほど賭け金が増大していく必勝法になるので、使用する場合はご紹介する注意点や対策方法をよく読んで使うようにしてください。
ココモ法を48ゲーム行った検証結果
ココモ法を使用して48ゲーム行った結果は次の通りです。表の赤マーカーは、2連敗を記録した後、ココモ法を使用して成功したゲームです。
48ゲーム行った結果、ココモ法の使用回数(成功数)は全部で7回、ゲーム中の最大連敗数は11回の最大賭け金は144ドル、最終的な利益は83ドルとなりました。
連敗が続き一時は賭け金も膨れ上がりましたが、同じ結果が出れば出るほど負ける確率も低くなりますので、テーブルリミットに到達する前に回収ができました。
今回は、分かりやすいように全て同じ賭け(3rd 12)として予想していきましたが、勝負によって1st 12、2nd 12もしくはカラムベットの上、中、下を使い分けながら予想を組み立てることや、これからお伝えする注意点や対策を取り入れ、慎重にゲームを行うことで勝率も大きく高めることができます。
ココモ法の賭け方と実践例
ココモ法は次のアウトサイド・ベットのダズンベット/カラムベットを使用して賭けていきます。
- ダズン・ベット「1st 12(1~12の数字)」
- ダズン・ベット「2nd 12(13~24の数字)」
- ダズン・ベット「3rd 12(25~36の数字)」
- カラム・ベット「上」
- カラム・ベット「中央」
- カラム・ベット「下」
負けた場合、直近2回のゲームの賭け金を合計します。その合計した金額を次のゲームにベットしていく賭け方です。
▼覚えておきたいポイント
【使用状況】ゲームに負けた時(2連敗を記録した時)
【ゲームに負けた場合】直近2回(前回と前々回)のゲームの賭け金を合計した金額を次のゲームにベット
【ゲームに勝った場合】必勝法をやめる
ココモ法を使用しながらゲームを行った実際の流れ見ていきましょう。
実践例 1ゲーム目
最初の1ゲーム目は、「1st 12(1~12の数字)」に賭け金1ドルを置いてゲームを始めます。結果は出目が30の「3rd 12」でした。賭け金の1ドルは没収され累計損益は「-1ドル」となります。なお、ここではまだ必勝法を使用していません。
実践例 2ゲーム目
ココモ法は直近2回の賭け金を足していく必勝法なので、2連敗する必要があります。
2ゲーム目も同じように、「1st 12(1~12の数字)」に賭け金1ドルを置いてゲームを始めます。結果は出目が25の「3rd 12」となりました。賭け金の1ドルは没収され累計損益は「-2ドル」となります。なお、ここではまだ必勝法を使用していません。
実践例 3ゲーム目
2連敗しましたのでココモ法を使用していきます。3ゲーム目は「1st 12(1~12の数字)」に直近2回(1ゲーム目と2ゲーム目)の賭け金を合計した金額2ドルを賭けてゲームを開始します。
結果は出目が16の「2nd 12」となりました。3ゲーム目で賭けた金額の2ドルは没収され、累計損益は「-4ドル」となりました。
実践例 4ゲーム目
勝負で負けが続くようなら再度ココモ法を使用していきます。4ゲーム目は「1st 12(1~12の数字)」に直近2回(2ゲーム目と3ゲーム目)の賭け金を合計した金額3ドルを賭けてゲームを開始します。
結果は出目が10の「1st 12」となりました。ダズンベットの配当は3倍となりますので、賭けた金額3ドルに3倍の配当が付きます。払い戻される金額は賭け金を含めて9ドルです。
払い戻された金額9ドルから、4ゲーム目の賭け金3ドルと累計損益4ドルを引いた2ドルが利益となります。
実践例 5ゲーム目
ゲームに勝った場合、目的である損失額の回収+利益は確定されます。その場でココモ法の使用をやめます。再度ココモ法を使用する場合は、1ゲーム目からの手順を繰り返し行ってください。
ココモ法は2連敗を記録した後に使用していく必勝法なので、1,2ゲーム目は省いてみてみましょう。次の表はココモ法を使用した賭けを10ゲーム行った場合の表です。
勝利時の利益はそれぞれのゲーム回数ごとの勝ちで得た利益を表しています。(4ゲーム目での利益は、3連敗後に勝利した場合の利益など)
ココモ法を使用した直後の3ゲーム目に勝った利益と、10ゲーム目に勝った利益を比べてみると、連敗が続いた10ゲーム目の方が利益が高くなっていることがわかります。このようにココモ法は、連敗すればするほど勝った時の利益が高くなっていく仕組みです。
ベット額と利益の比較
同じ負け額の回収を目的とした「マーチンゲール法」と、回収に加えて利益を出せる「グランマーチンゲール法」とのベット額や利益を比較してみましょう。
マーチンゲール法やグランマーチンゲール法よりもリスクを抑え、尚且つ利益を追求できるのがココモ法です。
ココモ法の4つの注意点
リスクを抑えた必勝法と言えど、必ず勝てるような完璧な必勝法は存在しません。ココモ法を使うときは次の4つの注意点に気をつけて使うようにしてください。
注意点1 2倍の配当の賭けには不向き
ココモ法は勝率3分の1(3倍配当)のゲームで使用する必勝法です。ルーレットの赤黒賭けや、ブラックジャックやバカラなどの勝率2分の1(2倍配当)のゲームには不向きです。
次の表は勝率2分の1(2倍配当)のルーレット赤黒賭けでココモ法を使用した場合の結果です。
表を見てわかるように、利益を出すどころか連敗が続けば続くほど、損失額の回収が不可能となっていきます。ココモ法を使用する場合は、必ずルーレットの勝率3分の1(3倍配当)の賭け、ダズンベットとカラムベットで行ってください。
注意点2 当たる確率はイーブンベットよりも低い
イーブンベットとは、勝つ確率が五分五分の勝率50%の賭けのことを言います。ココモ法が使用できる賭けは、勝率3分の1の賭けとなりますので、イーブンベットよりも当たる確率は低くなります。しかし、イーブンベットよりも低い勝率だからこそ、利益の面で効力が発揮できる必勝法でもあります。
注意点3 使える資金と限界
次の表は1ゲーム目から始まり、10連敗した時の賭け金と累計損益を現した表です。10ゲーム以降20ゲーム目までの賭け金と累計損益を表しています。
2回に1度当たる勝率50%の賭けで使用するならば、このような連敗も恐れることはないでしょう。しかし、ココモ法は3回に2回は外す勝率の低い賭けで使用する必勝法なので、15連敗は想定内と考えてください。
そのため、このように1ゲームごとの賭け金が膨れ上がってしまうことと、損失額が積もってしまうことで資金の限界へと到達してしまうこともあります。
注意点4 テーブルリミット
ルーレットには、カジノ店舗ごとルーレットテーブルごとに異なるテーブルリミット額が設定されています。テーブルリミットの中には、ミニマムベット(最低賭け金)とマキシマムベット(最高賭け金)があり、ここで一番意識しなければいけないのは「マキシマムベット」です。
このテーブルではテーブル全体でのマキシマムベット500ドル(画像赤枠)となっていますが、実は個々の賭け方によってもミニマムベットとマキシマムベットが異なります。
勝率3分の1のダズンベットやカラムベットのマキシマムベット上限額は200ドルです。(画像黄色枠)テーブル右下のリミット額は、テーブル全体での賭け金の上限を示していて、賭け方によっても上限が異なるということは頭に入れておいてください。
注意点を補った3つの対策法
ココモ法の注意点は次の4つありました。
- 2倍の配当の賭けには不向き
- 当たる確率はイーブンベットよりも低い
- 使える資金の限界
- テーブルリミットが設定されている
これらの注意点を補った上での対策方法をこれから説明して行きます。
対策法1 連続した結果が出る確率を考える
勝率3分の1(配当3倍)のゲームで当たる確率は、毎ゲーム時33.333..%です。しかし、これはあくまで1ゲームごとに当たる確率で、連敗する確率を示した数値は別にあります。次の表が1敗から始まり10連敗するまでの確率を現した表です。
イーブンベットよりも当たる確率が低いことから、資金の限界やテーブルリミットの上限に到達しやすくなっている必勝法なので、ココモ法を使用する場合は、連敗の確率(連続で同じ結果が出る確率)を参考にしながら、一定の連敗数を超えた段階で勝負すると良いでしょう。
例えば次のように当たる確率の低さを利用し、4連続同じ結果が確認された後で賭け金を賭けてゲームに参加していくなど、一定の連敗数を超えた段階で勝負をしていくことで、賭け金が増大する前に利益を出しながら勝ち続けていくことも可能です。
▼対策法1は次の3つの注意点を補った対策法です。
- 当たる確率はイーブンベットよりも低い
- 使える資金の限界
- テーブルリミットが設定されている
対策法2 テーブルリミットに到達した場合
ココモ法を使用し続けた結果、テーブルリミットのマキシマムベットの上限に引っかかってしまった場合の対策方法をご紹介します。次の表をごらんください。(マキシマムベット:200ドル)
13ゲーム目では、直近2回のゲーム(11ゲーム目と12ゲーム目)の賭け金を合計した金額「233ドル」を賭けていきますが、マキシマムベットの上限が200ドルのため、200ドルを超える金額は1ゲームに賭けることができません。よってこの場合、MAX上限の200ドルを賭けてゲームを開始します。勝った場合はわずかながらのプラスとなります。
ただし、この方法は1度しか使うことができません。万が一、13ゲーム目が負けてしまった場合、14ゲーム目で同じMAX上限200ドルの賭けをしたとしても、利益を出すことはできないので注意しましょう。
▼対策法2は次の注意点を補った対策法です。
- テーブルリミットが設定されている
対策法3 調子が悪い時は切り上げる
忘れてはいけないことは、ブラックジャックやバカラなどの勝率2分の1(50%)の確率で勝てる賭けと、勝率3分の1(33.33...%)で勝てる賭けとは違うということです。
ゲーム進行時の賭け金増大が緩やかな上、利益を出せると言うのはココモ法の長所でもありますが、連敗が続いてしまえば結局は賭け金も大きく膨れ上がってしまいます。
資金が底を尽きたりテーブルリミットに到達する前に、調子が悪い時は早めにココモ法を切り上げるのも、大きな損失を出さない一つの手だと言えます。
▼対策法3は次の3つの注意点を補った対策法です。
- 当たる確率はイーブンベットよりも低い
- 使える資金の限界
- テーブルリミットが設定されている
ココモ法2つのメリット
ココモ法のメリットは次の2つです。
- 賭け金の増分が緩やかで安定している
- 連敗が続くほど勝った時の利益が大きい
ココモ法2つのデメリット
- テーブルリミットの上限にぶつかる時には対策が必要
- 勝率2分の1(勝率50%)の賭けには使えない
ココモ法の3つの特徴
ココモ法は勝負に1度負けたくらいでは損失額も特に気になりません。しかし、負けが何度も続いてしまうと連敗数や損失額の大きさからあせりが生じ、それまでの損失額を回収するのは難しくなっていきます。
回収困難な損失額を出す前にココモ法を使用していくことで、負け額を回収しながら利益を求めて行けるのです。1度の勝ちで回収と利益が約束されますので、これによりあせりが次第にモチベーションを高めることに繋がっていきます。
主な特徴は次の3つです。
- 1回の勝ちで損失額を全て回収できる
- リスクを抑えながら利益を出すことができる
- 連敗しやすく、連敗が続けば続くほど賭け金が膨れ上がる
使用できるカジノゲーム
ココモ法は配当が3倍以上の勝率3分の1ある賭けで使用できる必勝法です。ルーレットのダズンベット・カラムベット(画像 黄色枠)で使います。損失額回収が主な目的となりますので、賭けに負けた場合に使ってください。
ココモ法で勝てるオンラインカジノ
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まとめ
ココモ法は例え何連敗続いたとしても、負け時の損失額を全て回収しながら、利益を出すことができる有力な必勝法です。しかし、効果を発揮するのが配当3倍の賭けであり、配当2倍のブラックジャックやバカラなどの賭けには向きません。
使用する場合は注意点や対策方法をよく理解して、勝率3分の1(配当3倍)の賭けで使うようにしてください。