シンガポールやマカオ、フィリピンやカンボジア、アジアのランドカジノ(リアルカジノ)で大人気のゲームと言ったらやはり「バカラ」です。
バカラのルールはとてもシンプルですが、なぜか熱くなってしまう。
そんな魅力的なカジノゲーム、バカラのルールや遊び方、覚えておきたい用語を詳しくご紹介していきます。
あなたもぜひ、バカラのルールを覚えて、カジノで楽しんでみてください。
バカラのルール
バカラのルールは至ってシンプルです。基本的な賭け方は
- PLAYER(プレイヤー)
- BANKER(バンカー)
- TIE(引き分け)
プレイヤーとバンカー、それぞれのカードの合計数が「9」もしくは、「9により近いカード」を出し、どちらが勝利するかを予測してチップを賭けるゲームとなります。(バカラのPLAYER(プレイヤー)は自分の事ではありません。)
イメージ的には、あなたが他人(バンカーとプレイヤー)の勝負を傍観していて、どちらが勝つかに賭けるゲームです。
ルール1 バカラのカードの数え方
バカラの各カードの数え方や役割はブラックジャックと少し似ています。「A(エース)」のカードは1点として数え、「絵札」と「10」のカードは0点として数え、「2」~「9」のカードはそのままの数字でカウントします。※合計値の10の桁は全て無視し、1の桁で勝負を行います。
【例】バカラのカードの数え方
・カードが「3」「6」の場合…「3+6」の合計点数は『9』となる。
・カードが「A」「4」「3」の場合…Aは1点と数えるので、「1+4+3」の合計点数は『8』となる。
・カードが「7」「3」「6」の場合…「7+3+6」の16となりますが、10の桁は全て無視しますので、1の桁『6』が合計点数となる。
・カードが「J」「10」「5」の場合…10を含む絵札カードは全て0点とカウントしますので、「0+0+5」の合計点数は『5』となる。
・カードが「K」「4」「6」の場合…10を含む絵札カードは全て0点とカウントしますので、「0+4+6」の20となりますが、10の桁は全て無視します。よって、1の桁『0』が合計点数となります。
ルール2 勝敗の決まり方
バカラはPLAYER(プレイヤー)とBANKER(バンカー)にそれぞれ配られたカードの合計数の下一桁が、「9を超えない範囲で9に近い方」が勝ちとなります。例えば、次の画像をご覧ください。
こちらのゲームの結果は、プレイヤー側に配られたカードの合計数が「0」バンカー側に配られたカードの合計数が「3」となっています。この場合、「9を超えない範囲で9に近い方」は、合計数が「3」であるバンカーになりますので、バンカーの勝ちです。
そのため、あなたが9、もしくは9に近い数字を出すのが「バンカー」だと予想し、バンカーにチップを賭けていたらあなたの勝ちとなります。
反対にプレイヤーのカードの合計数が9、もしくは9に近い数字を出すと予測し、プレイヤーに賭けていた場合は負けとなり、賭け金は全て没収されます。
ルール3 チップの賭け方
バカラは、空いているテーブルであれば勝負をすることができます。(立ち貼りと言って、空いている席が無くても賭ける事が可能な場合もあります。)
勝負を止める場合は自由に席を離れることができますが、ゲームが始まった時にすでにチップを賭けていた場合、退席してしまうと賭けた金額は戻ってこないので注意してください。
※立ち貼りとは、ランドカジノ(リアルカジノ)で使用できるプレイスタイルです。席に空きがない場合でもチップを置いて賭けることができます。ただし、他人のチップの上に自分のチップを重ねるのはNGです。ディーラーから区別ができるように必ず横に並べましょう。
チップの賭け方の例
各バカラのテーブルによって表記なども少し異なりますが、こちらのテーブルを例に賭け方を説明します。
プレイヤー(あなた)は、「No more Bet(ノーモアベット)」とディーラーが発言するまで自由にチップを賭けたり移動させたりできます。
プレイヤーの勝利を予測した場合は、テーブルのPLAYERと書かれた場所にチップを置きます。反対にBANKER(バンカー)の勝利を予測した場合は、テーブルのBANKERと書かれた場所にチップを置きます。
ディーラーがノーモアベットと言ったら、賭け金の移動や追加の作業を止めなければいけません。
チップの賭け方の選択肢
チップの賭け方は、基本的にはPLAYER(プレイヤー)とBANKER(バンカー)の2択となります。
それ以外にも「TIE(引き分け)」や、サイドベットのプレイヤーペア、バンカーペア、どちらかのペア、パーフェクトペア、ビッグ、スモールと言うような賭け方ができるテーブルもあります。
しかし、バンカーとプレイヤーの2択以外は、とても勝ちにくい賭け方になります。勝率や儲けを上げるためにも、賭け方はPLAYER(プレイヤー)とBANKER(バンカー)の2択にすることをおすすめします。
ベットの数字の見方
各ベット方法の横についている数字は、例えば「ビッグ0.54:1」の場合、右の数字が賭け金となり左の数字がそれに対しての配当となります。「ビッグ0.54:1」の場合は、1ドル賭けると0.54ドルが戻ってくるという事を表しています。
▼ビッグとは…
プレイヤーとバンカー両者のカード枚数が、合計4枚以上になるかどうかという事に対して賭ける方法です。
▼スモールとは…
プレイヤーとバンカー両者のカード枚数が、最初に配られた4枚で決着がつくかどうかという事に対して賭けるベット方法です。
▼バンカーペアとは…
バンカーに配られたカードが同じ数字のペア(ゾロ目)になるかどうかという事に対して賭けるベット方法となります。
▼プレイヤーペアとは…
プレイヤーに配られたカードが、同じ数字のペア(ゾロ目)になるかどうかという事に対して賭けるベット方法です。
▼どちらかのペアとは…
プレイヤーとバンカーに配られたカードのどちらかが、ペアあるいは両方ペアが成立するという事に対して賭けるベット方法です。
▼パーフェクトペアとは…
バンカーに配られたカード、もしくはプレイヤーに配られたカードのどちらかが、同じスートの同じ数字である事に対して賭けるベット方法です。
※バンカーとプレイヤーの両方に賭ける行為は、「オポジットベット」と言い反則行為となります。どちらか一方に賭けた上でサイドベットに賭けることは可能です。
▼オジポットとは…
ほぼ勝ち負けのない賭け方をする事です。
ルール4 バカラの配当
賭け方 | 配当 |
PLAYER(プレイヤー)の勝ちに賭けた場合 | 2倍 |
BANKER(バンカー)の勝ちに賭けた場合 | 1.95倍 |
TIE(引き分け)に賭けた場合 | 8倍 |
どちらかのペアに賭けた場合 | 5倍 |
バンカーペアに賭けた場合 | 11倍 |
プレイヤーペアに賭けた場合 | 11倍 |
パーフェクトペアに賭けた場合 | 25倍 |
ビッグに賭けた場合 | 0.54倍 |
スモールに賭けた場合 | 1.5倍 |
賭け方の基本はバンカーとプレイヤーの2択となります。
プレイヤーの勝ちに賭けた場合の配当が「2倍」、バンカーの勝ちに賭けた場合の配当は「1.95倍」と、同じ勝ちに対する配当でもそれぞれ違いがあることに気づいた方もいると思いますが、これには理由があります。
BANKER(バンカー)の勝ちに賭けた場合、バンカーコミッション(手数料)として5%差し引かれます。「バンカー=ディーラー=胴元(カジノ運営)」というイメージです。
バンカーの勝ちはつまり、カジノ運営の勝ちということになりますので、その分カジノに手数料を払うということですね。
ちなみに、バンカーのハンドはプレイヤーのハンドの後に決定されるため、バンカーが勝つ確率の方が高くなります。そのため、長時間プレイする場合には、バンカーに賭けていた方が勝つ可能性が高く、儲けやすくなるということです。
短時間の場合にはそこまで確率は影響しませんが、長時間プレイするときの参考にしてみてください。
ルール5 カードの配られ方
ゲームが始まるとバンカーとプレイヤーにそれぞれ2枚ずつのカードが配られます。各2枚ずつのカードの合計点数によって3枚目のカードを引くか引かないかが決められています。
ランドカジノ(リアルカジノ)ではディーラーが自動的に行ってくれますが、友人などと一緒にトランプでバカラをやる時などは覚えておくと良いでしょう。
プレイヤー限定ルール
最初の2枚のカードの合計点数 | アクション |
「8~9」の場合 | ナチュラル(バンカーは3枚目のカードを引くことができない) |
「6~7」の場合 | スタンド(カードはそれ以上引かない) |
「0~5」の場合 | カードを1枚追加する |
バンカー限定ルール
最初の2枚のカードの合計点数 | アクション |
「8~9」の場合 | ナチュラル(プレイヤーは3枚目のカードを引くことができない) |
「7」の場合 | スタンド(カードはそれ以上引かない) |
「6」の場合 | プレイヤーに配られた3枚目のカードが「0、1、3、8、9」以外の数字だった場合は、カードを1枚追加する |
「5」の場合 | プレイヤーに配られた3枚目のカードが「0、1、2、8、9」以外の数字だった場合は、カードを1枚追加する |
「4」の場合 | プレイヤーに配られた3枚目のカードが「0、1、8、9」以外の数字だった場合は、カードを1枚追加する |
「3」の場合 | プレイヤーに配られた3枚目のカードが「8」以外の数字だった場合は、カードを1枚追加する |
「0、2」の場合 | カードを1枚追加する |
バンカーの動き
バンカーの動きを見やすく表にすると、このようになります。
最初に配られた2枚のカードの合計数が「ナチュラル(8、9)」だった場合は、そこで勝負が決まります。ナチュラルが出た場合、相手は3枚目のカードを引くことができません。
ナチュラル以外の場合は上記のルール(表)に従って、3枚目のカードが配られていきます。(プレイヤー → バンカーの順番)
表を見るとわかる通り、実際にはカードを「引く・引かない」の選択権はありません。必ずルールに従って機械がそれを判断し、ゲームが進行されていきます。
バカラの遊び方と流れ
実際にどのようにバカラは進んでいくのか、その遊び方と流れを3つのステップに分けてご紹介していきます。
ステップ1 賭け金をベット
まず初めに、バカラのゲームを開始する前に、あなたの好きな賭け金(チップ)をテーブル上に置きます。
例:バンカーの勝利に賭けたい場合mテーブルの「BANKER」と書かれた場所に1ドルチップを置きます。
ステップ2 ゲーム開始:Deal(ディール)
賭けるチップが決まったら、「Deal」のボタンを押しゲームを開始します。
ステップ3 勝敗が決まる
ランドカジノ(リアルカジノ)やネットカジノでは、このように勝負がつくまで自動的にゲームが行われます。
友人とトランプを使用して遊ぶ場合などは、プレイヤーとバンカーのルールをそれぞれ当てはめて遊んでみてください。
バカラのゲームの種類
バカラにはいくつか種類があります。主なバカラの7つの種類を説明して行きたいと思います。
種類1 ミニ(小)バカラ
通称「絞り=スクィーズ」。バカラにより、そのゲームで1番多く金額を賭けた方が2枚目のカードや3枚目のカードをめくる作業を任されますが、ミニバカラはディーラーが全自動で行いますので、めくる作業はありません。
種類2 ビッグ(大)バカラ
そのゲームで1番多く賭けた方がディーラーに代わって2枚目、3枚目のカードを開ける事ができるタイプのバカラです。
種類3 コミッション
バンカーの勝利を予測してチップを賭けてゲームに勝った場合、コミッション(手数料)が自動的に引かれます。この引かれたコミッションの残りが払い戻される仕組みとなっています。(通常1.95倍が多い)
種類4 ノーコミッションバカラ
コミッション(手数料)がないバカラです。ただし、バンカーに賭けて「6」の合計点数で勝った場合は、払い戻し額が半分の1.5倍となります。
種類5 7UPバカラ
通常のバカラはプレイヤーとバンカーそれぞれに2枚ずつのカードが配られますが、7UPバカラではプレイヤーの1枚目のカードが「7」で固定されています。(画像参照)
最初に配られるカードはバンカー側2枚、プレイヤー側に7ともう1枚のカードということになります。バンカーに配られたカードの合計点数が「7」で勝利した場合は、2.8倍の払い戻しが受けられます。
プレイヤーに配られたカードの合計点数「7」、バンカーに配られたカードの合計点数も「7」のように、互いに7同士のTIE(引き分け)の場合は、10倍の払い戻しが受けられます。それ以外のTIE(引き分け)は、通常のバカラと同じように配当は8倍となります。
種類6 パワーバカラ98
パワーバカラ98はサイコロを使用したバカラです。カードが配られる前にサイコロが1個振られます。サイコロの出目が「3」の場合、そのゲームの回はパワーハンドと呼ばれ、通常の配当がさらに増します。(画像参照)
加えてパワーバカラでは、Natural8、Natural9というベット方法(エリア)が追加されます。
▼プレイヤー側に賭けた場合の配当(左側は通常の配当。右側はパワーハンド時の配当)
ベット方法 | 通常の配当 | パワーハンド時の配当 |
PLAYER(プレイヤー) | 2倍 | 2.05倍 |
Pair(ペア) | 12倍 | 16倍 |
Natural 8(ナチュラル8) | 9倍 | 10倍 |
Natural 9(ナチュラル9) | 9倍 | 10倍 |
▼バンカー側に賭けた場合の配当(左側は通常の配当。右側はパワーハンド時の配当)
ベット方法 | 通常の配当 | パワーハンド時の配当 |
Banker(バンカー) | 1.95倍 | 2倍 |
Pair(ペア) | 12倍 | 16倍 |
Natural 8(ナチュラル8) | 9倍 | 10倍 |
Natural 9(ナチュラル9) | 9倍 | 10倍 |
▼その他
ベット方法 | 通常の配当 | パワーハンド時の配当 |
TIE(引き分け) | 9倍 | 11倍 |
※Natural 8 or 9に賭ける場合は、メインベットのバンカー・プレイヤーにそれぞれ賭けた金額を超えてはいけません。
種類7 スリーカードバカラ(三公バカラ)
通常のバカラは、プレイヤー(架空)とバンカー(架空)の勝負を予想してチップを賭けるゲームとなりますが、スリーカードバカラの場合はプレイヤー(あなた)とディーラー(親)の勝負となります。勝敗の決まり方は通常のバカラと変わりません。
通常のバカラとの違いは、ディーラー対あなたの1対1の勝負であること、バンカーやプレイヤーのルール(3枚目を引くかどうかの選択)が無くなることです。
▼通常の配当
プレイヤー(あなた)とディーラーとで勝負を行い、勝てば2倍の配当が付きます。
▼TIE(引き分け)
プレイヤーとディーラーが引き分けだった場合、配当は20倍となります。
▼スリーカードピクチャー(スリーフェイス)
配られた3枚のカードが全て絵札だった場合、配当は「16倍」となります。(*自分に配られたカードが絵札ではなく、ディーラーに配られたカードが絵札だった場合。)
ディーラーの役割
バカラのゲームでのディーラーの役割は、カードを配ってカードをめくることです。ディーラーの良し悪しでゲームの結果が変わったりすることはありません。
ただ、ディール(カードを配ること)のスムーズさは、各ディーラーによって異なる点です。手際が良いディーラーとのバカラはストレスなく楽しむことができます。
覚えておきたいバカラの用語11個
バカラで目にする主な用語をご紹介します。
用語1 ヒット(Hit)
カードを1枚追加すること。
用語2 スタンド、ステイ(Stand、Stay)
カードはそれ以上引かず、場に出ているカードの合計数で勝負をすること。
用語3 ピクチャー
絵札カード(J、Q、K)などのことを呼びます。
用語4 ナチュラル
PLAYER(プレイヤー)に配られた最初の2枚のカードが「8」、もしくは「9」であること。BANKER(バンカー)に配られた最初の2枚のカードが「8」、もしくは「9」であることをナチュラル8やナチュラル9と呼びます。
用語5 デッキ数(Deck)
ジョーカーを除く52枚のトランプを1デッキとして数えます。デッキ数とは、いくつのデッキを使用してゲームが行われるかを示す単語となります。通常のバカラは8デッキでゲームが行われます。
用語6 コミッション(ハウスエッジ)
BANKER(バンカー)にチップを賭けて勝った場合、手数料として配当の5%がカジノ運営側に没収される仕組みとなっています。
用語7 ロクハン
コミッション(手数料)がかからないバカラで、BANKER(バンカー)が「6」の合計数で勝った場合のみ、配当が50%没収されることをロクハンと呼びます。
用語8 アウトコミッション
ランドカジノ(リアルカジノ)では、帰る際の換金時に手数料が5%とられます。(ランドカジノによります。)
種類9 インとアウト
インは入金額のことを示し、アウトは換金することを示します。
種類10 ミニマムベットとマキシマムベット
そのテーブルの最低賭け金をミニマムベットと言い、最高賭け金をマキシマムベットと言います。各テーブルに設定されているミニマムベット以上の金額を賭けなければゲームを開始することはできません。また、マキシマムベットを超える金額はベットすることができません。
種類11 ルック
ゲームに参加せずに眺めている人のことを言います。リアルカジノではルックをし続けると注意されることがありますが、ネットカジノではずっと眺めているだけでも大丈夫です。
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まとめ
今回はバカラに関する情報を徹底的にご紹介させていただきました。ルールや遊び方はいたってシンプルなバカラですが、カジノゲームの中でも1番大金が動くとされているだけあって、どのゲームにも負けないくらいの熱い勝負を楽しむことができます。
バカラの基本を覚えて、ネットカジノやリアルカジノ、そして友人などでお楽しみいただければと思います。